VOICE 03

atmos×ランチェスター対談アクティブ率45%の人気アプリ、スピード優先のリリースからアップデート重ね実現

2020/02/21

2019年にリリースされたatmosのアプリ。EAPの機能を活用しながら、お客様のことだけでなく、店舗や運営する側の負荷についても考えて作られました。プロジェクトに関わった2人が語ります。

スニーカーを中心とするアパレル商品を扱う「atmos(アトモス)」。人気スポーツブランドとのコラボレーション商品や、限定商品を扱っていて、スニーカー好きから絶大な支持を得ているブランドです。

「運用のリソースを割かずに、アプリを導入したい」

こう話すのは、atmosを運営するテクストトレーディングカンパニー ECビジネス事業部部長の岡山暢祐さん。企画段階から関わっていたランチェスターは、モバイルアプリプラットフォーム「EAP」の機能を使って、運用者の負荷の軽減を目指しました。

また、atmosは、人気ゆえの課題を抱えていました。限定商品を販売すると、それを買いたい人がたくさん集まってしまい、店舗でのオペレーションが難しいのです。この課題も、アプリで解決できるよう努めました。

導入して、実際に運用してみて、どうですか――? ランチェスターの執行役員で営業担当の高田克巳が、岡山さんにお話を伺いました。

店頭での課題も、アプリで解決できた

高田:atmosのアプリには、会員証機能、コマース機能などがありますが、特徴的なのは抽選機能ですね。

岡山:もともと、限定商品を販売するときに店頭で行っていた抽選を、アプリでできるようにしました。

高田:これはEAPのクーポン機能をベースに開発しています。店頭での抽選だと、どんな問題があったんですか?

岡山:限定のスニーカーを販売すると、お客さんが店舗にたくさん集まったり、朝から列ができたりしていました。朝からスタッフを配置しないといけないし、近隣からクレームが入ることもあったので、どうにかできないかと思っていました。

▲ランチェスターの高田克巳(左)、テクストトレーディングカンパニーの岡山暢祐さん(右)

高田:それは大変でしたね。

岡山:こちらが指定したスニーカーを履いてこないと抽選に参加できない、という規定を設けたりもしています。そうすると、片足だけ指定のスニーカーを履いている人が2人並んでいることもあって……。物凄い人気ですし、店舗のオペレーションも大変だったんです。

高田:抽選機能は、他の会社さんにはない機能だったので、どうしたらatmosの抱える課題を解決できるか、実際に運用できるか、話し合いながら作りましたよね。

岡山:僕は言いたいことを言っていました(笑)。

高田:最初からリクエストされていたわけではなく、開発の途中で「抽選機能を付けたい」という話が出て、atmosさんと一緒に1か月ぐらいでブラッシュアップしていきました。こちらは、抽選というイベントをどう運用するか、どこに問題が出てくるかなど、システム的な解決策を提示しながら、課題解決を目指しました。

ポイント

  • アプリの機能が、店舗が抱える課題の解決につながった

アプリの運用は自動化 店舗の負荷を軽くする

高田:今回のアプリのもう一つの大きな特徴としては、ニュース機能の「フィード取込機能」があります。例えば、ブログやSNS、Youtubeなどを更新したとしますよね。弊社のEAPのサーバーがサイトを周回して、更新したコンテンツを取り込みます。すると、その記事がアプリの新着記事として上がってくるんです。

岡山:アプリ運用に負荷をかけたくなかったので、この機能をつけてもらいました。

高田:そうですよね。atmosさんの場合は、ECサイトやSNS、Youtubeなど色々ありますが、全て自動でアプリに上がってきます。これは今、EAPのオプションのなかで一番人気の機能なんですよ。

岡山:今回はじめて作ったアプリなので、自動化されているのが普通だと思っていました。

高田:自動化されていないと、ECサイトやWEB担当の人が、アプリの管理画面から改めてコンテンツを投稿することが多いですね。その手間がかかるので、他の企業さんでアプリ導入の話になると、「運用の負荷が……」と抵抗感を示す人も多いんです。そういう時に、このatmosさんのアプリを例に出すと、「そんなことができるんだ!」って言われます。

岡山アプリの運用は、各ブランドのWEB担当者が行っています。作業としては、いい商品のページの目立つところにバナーとリンクを貼る。それぐらいです。 固定のアプリ担当者はいません。そもそも、アプリの運用にリソースが必要だと想定していませんでした。

高田:僕の考えとしては、担当者の手を煩わせたくないんですよね。

岡山はい、店舗やスタッフの体制を変えずにアプリ導入ができています。

高田:それに、フィード取込機能でアプリに情報が集まると、「このアプリさえ持っていればいい」とファンに思ってもらえます。atmosさんとファンのとの関係が作れるようなアプリにしたいと思い、イメージをすり合わせていきました。

ポイント

  • 運用の負荷がかからないので、スタッフの体制を変えずにアプリ導入ができた

キックオフから3カ月半でリリース! 

岡山:今回のアプリを作るにあたり、そもそもアプリで何ができますか?とか、アプリで売り上げを伸ばすにはどうしましょうか、という話もしましたよね。

高田:だからこそ、抽選機能も付けることができました。

岡山:EAPの機能にこちらの要望を当てはめていく、という感じでしたね。

高田EAPを使ったので、3カ月半という短期間でリリースできました。

岡山:うちは代表が「スピード命」とよく言っているんですよ。商品でも、他の店でも売っているものだとしたら、いかに早く出すかを重要視しています。だからアプリも、やるって決めたら一日でも早く、一円でも安く。

高田:最初は、スケジュールが苦しいな……と少し思いましたが、出せてよかったです。

岡山:完璧なものを、時間をかけて出すよりも、ある程度できたらリリースして、改修していく、ということですね。

高田:抽選機能やコマース機能はリリース時からあって、会員証機能は2カ月後に実装しました。

岡山:アプリを作ったら、売り上げに繋がらないと意味がないと考えていたんです。情報発信の手段としてアプリはいいかもしれませんが、作るのにある程度のお金がかかっていますから。アプリ導入が売り上げに繋がるように、EC連携や、アプリから購入できるようにするのは、絶対必要でしたね。

高田:2019年の2月にリリースし、4月、5月、8月とバージョンアップしていきました。最初からatmosさんの要望はあったので、僕らはそれをいかに早くクリアできるか。「もっと早くできないの」と言われたりもして(笑)。EC連携は8月になってしまいましたが、一つひとつ実現していきました。

ポイント

  • スピーディにアプリをリリースできた
  • リリースした後も、改修を重ねて要望を実現していった

アプリの月間アクティブユーザーは45%

高田:atmosさんのアプリは、月に1回以上アプリを開いているユーザーが約45%もいるんです。ダウンロードしたまま使われないこともありますし、普通は30%ほどでも「使われているアプリ」という印象なので、45%はかなり高い数値です。

岡山:アプリ限定の商品を販売しているからですかね。あとは、SNSやブログの情報が全てアプリで見られるので、情報収集しやすいのかもしれません。

高田:ニュースに関しては、ほぼ毎日出ていますよね。

岡山 何度も見に来てもらうために、更新頻度を上げています。毎日何かしら更新する、というのは前々から方針としてあるので、どんどん出していくようにしています。

高田:スニーカーに関するイベントも行われていますよね。

岡山:まずは発信してみないと何が響くか分からないし、とにかく色々やってみようというのが大きいですね。商品を売るためにイベントをすることもありますが、スニーカー業界全体を盛り上げるためのイベントもあります。メーカーを巻き込んだ販売会や、パフォーマンスやライブなどを行う「atmos con(アトモスコン)」がそうです。

▲Atmos原宿店の店内

高田:いつも何か面白いことをされている印象です。アプリも同じで「これを開けば何か面白いことがある」とユーザーが思っているから、アクティブユーザーの割合が高いのかもしれません。

岡山:でも、代表からは「まだつまらない」って言われているんですよ(笑)。今よりもしっかりコンテンツを作って、アプリの滞在時間を長くしたいと考えています。

高田:今後の展望はありますか。

岡山:スニーカー好きのなかでも、熱狂的なスニーカーのコレクターに向けた情報発信をしていきたいです。

高田:僕たちもそのお手伝いをしていきたいですね。運用自動化などの機能をもっと拡充していって、課題も潰して、より使いやすくしていきたい。発信する側が使いやすくなれば、ファンとの繋がりも途切れなくなると思うので。

岡山そうですね、運用の手間がかからないのはすごく良かったです。あとは、安定性。システム的な障害がないところも信頼しています。

ポイント

  • フィード取込機能によって情報が集約され、「ユーザーが何度も見に来るアプリ」になった

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