アプリ開発で大切なこと。ランチェスター的要件定義、3つのポイントをご紹介。
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アプリ開発で大切なこと。ランチェスター的要件定義、3つのポイントをご紹介。

お客さまとコミュニケーションをととるために、多くの企業が日々試行錯誤を繰り替えしています。ランチェスターにも「こんな感じのアプリをつくりたい」という明確なイメージのあるお話から、「他社さんだとどんなことやってるの?」「うまくいってる企業さんって何が違うの?」といったまずは方向性を明確にするためのご相談まで、日々様々なお問い合わせがあります。

今回はどんなアプリをつくるかを決めるフェーズ、(ランチェスターではこのフェーズを要件定義と呼びます。)のなかで、どのようなことを重視しているかについてご説明したいと思います。

アプリ開発というとどんな機能を盛り込もうとか、どんなデザインにしようという話が先行しがちです。しかし、そもそも何のためにアプリをつくのかという点が、明確になっていないことが多く、この点からお話をさせていただくことがランチェスターの要件定義の特徴かもしれません。

1. 解決したい課題を明確にする

アプリをつくるうえで最も重要なのはその目的を明確にすることです。当たり前すぎてびっくりされるかもしれませんが、意外とこれが明確になっていない企業様が多い気がします。目的と言われても漠然としてしまうので、もう少し具体的な表現にすると、誰の、何を、どのように解決するのかを明確にします。

MUJI passportの生みの親として有名な現OISIX奥谷さんの著書「世界最先端のマーケティング顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略」のなかで

顧客課題を解決しないアプリは、つながりをつくらない。

と書かれているとおり、企業が提供するアプリは顧客課題の解決装置である必要があります。そして、そのためには当たり前ですが、課題を明確にしなければなりません。具体的な手法は他にゆずるとして、お客様のどのような課題を、アプリで、どのように解決していのか、ここを明確にすることでより多くのお客さまに利用されるアプリになります。

2. 手触りを確認しながら進める

解決したい課題が明確になると次に話にあがるのはどんな機能をつくろうという話です。これ自体はわるい話ではないのですが、大切なことは機能を通してつくられる体験による課題解決のはずです。しかし、機能の話をはじめると枝葉の議論に終始し、最終的に出来上がるものの全体像がイメージできないまま要件定義を終えているプロジェクトも多いのではないでしょうか。

ランチェスターのアプリ開発では要件定義の中で、ワイヤーフレーム、デザイン、プロトタイピングまで行います。

ワイヤーフレームで議論が前に進まなくなった場合でも、一旦デザインにおとして、議論をして、もう一度ワイヤーフレームを引き直すなど、要件定義フェー

ズでもアジャイルやプロトタイピング的な手法を取り入れています。これにより、文字ベースや会話ベースより話がスムーズに進みます。人間は頭で考えるより、目で見て、手で触れて、それに対してフィードバックを繰り返しいていくほうが当然イメージがつかみやすく、最終アウトプットの精度もあがることが多くなります。

3. 運用をちゃんと考える

そして、最後に最も重要なのに、どうしても後回しになりがち、場合によっては要件定義で議論さえされないことがあるのが運用です。アプリはつくったら終わりではありません。むしろスタートです。そこから長い運用期間が始まります。アプリの成否は運用にあるといっても過言ではありません。

しかもランチェスターが携わっているアプリではマーケティングやデジタル関係の部署だけでなく、店舗やコールセンターなど多くの部署が関わりることが多くなっています。それぞれの部署が前向きにアクションをとってくれて初めて、いいアプリ、よい体験がうまれるのです。

最後に

いかがだったでしょうか?

ランチェスターでは世に出すのであれば、こだわりもって、多くの方に使っていただける価値あるアプリをリリースしたいと思っています。そのためにはアプリをつくる目的を明確にし、よりよい顧客体験の創造、ブランド価値の向上、経営やビジネス課題の解決につながるアプリ開発を目指しています。当然、開発だけでなく、運用もご一緒することで多くの企業様のお役に立てればと思っています。

まずは他社さんの事例を聞きたいなど、気軽にお問い合わせいただければ嬉しいです。

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たしろ
代表取締役 たしろ ta4ken

高校球児⇒バスプロ⇒エンジニアと自らの技術研鑽の日々から、組織と3人の子供達を育てる日々に。悩みはつきませんが、楽しくやってます。