ECと店舗。在庫の共通化は夢を見られるか(その1)

ECと店舗。在庫の共通化は夢を見られるか(その1)

某ロジスティックセンターに向かう車中にて(実は南青山三丁目裏通りにて)

 
探偵:革命家はゆめーをー見る♪、ありえない理想を語るー♪
少年:先生、それはきっとART-SCHOOLを歌ってると思うんですが、普通は全然わからない鼻歌なんで、ちょっと危ないですよ。
探偵:いやいや、今日は君に商品の在庫についての話をしようと思って倉庫の現場へ向かってるんで、つい、な。
少年:つい、って全く文脈がわかりませんが、以前に言っていたECでも実店舗でもEAPのようなアプリでもオムニチャネルを攻略する場合に”在庫”が肝だって言ってたアレですか?。
探偵:それだよそれ。そうだな、肝と言えば君、今日のランチはうな重にしよう。肝吸い付きで。時節柄ピッタリだぞ。
少年:最近、暑すぎるからかもしれませんが先生大丈夫ですか?。

 


某ロジスティックセンターにて(実は南青山某ビル物置)

探偵:ECやアプリをやる上で在庫というものは非常に重要で、品切れが続くとそこで買い物する気にはならなくなってしまうし、かたや実店舗側から見ると後発のECのために在庫を割くなら店舗に回して欲しいしというせめぎ合いが起きてしまうのだよ。
少年:ふむふむ。だいぶ真面目に始まりましたね。

探偵:かと言って両方に潤沢に在庫を準備しても滞留在庫になってしまうのは企業にとって一番の痛手だからな。
少年:そこが商品在庫の難しいところですね。在庫に対して実店舗とEC(アプリ)で取り合いしてしまうと相互送客どころではないし。
探偵:君もだいぶわかってきたようだな。そこで、ECやアプリでも商品の在庫を実店舗と統合して扱えてどちらで買ってもらっても良いというオムニチャネルの発想として取り組めてる企業もあって、そこまで出来るとユーザーが買い逃すチャンスを極力抑えられるし安心感も与えられるんだけどな。但し、現代はWMSと呼ばれる倉庫システムと商品を管理する基幹販売システムとECやアプリと、複数のシステムが複雑に絡み合ってるのでそこの連携を取るのは並大抵の努力では済まされないのだよ。
少年:そこまで手をつけるかどうかが企業としての未来がかかってるんですね。
探偵:まぁ、大げさに言えばそうだな。


探偵:例えば君、このアプリがとてもイイ例なんだが

少年:これはランチェスターが作ったEAPパタゴニアアプリですね?。
探偵:そうなんだよ。ここで商品を選ぶと、商品詳細画面に行って下側に在庫状況を見られるボタンがあってそれを押すと各店舗の在庫状況が確認できるのだよ。

少年:おお。アプリで実店舗の在庫まで確認できるんですね?。
探偵:そうなのだよ。確認して在庫のある店舗に行ってフィッティングをすれば、その場で買っても良し、悩んで家に帰ってからアプリから買っても良しという、実店舗でもECでもユーザーに買える選択肢を増やしてるしアプリから実店舗への送客にもなるという実にすぐれものなのだよ。パタゴニアのようなアウトドアブランドは実際に店舗で実物を着てもらう事はとても重要であって、着てもらった結果で店舗でもアプリでもどちらでも買ってもらえるというところがオムニチャネルとして実践されてるところなのだよ。
少年:またそれをスムーズに実現してるアプリも魅力的ですね。
探偵:おいおい君、完全にツボを心得てきたようだな。在庫に対して積極的に向き合って施策を実施したパタゴニアという企業の魅力もあるぞ。
少年:パタゴニアアプリを実現してるEAPについてのお問い合わせはこちらまで、ですね。
探偵:いつか事務所を奪われそうだな・・・。

 


少年:先生、さっき歌ってたART-SCHOOLと言えば元メンバーが二人もストレイテナーとして大活躍してますね。
探偵:そうだな。私はそっちも大好きで特に勇者ヨシヒコの2作めの主題歌は良かったなぁ。
少年:じゃぁうな重食べて鋭気を養ってフェスへゴーゴーですね!。
探偵:最終的なこじつけがヒドくなってきたぞ・・・。

 

 

 

画像はいらすとやさん、ぱくたそさんのフリー素材を使わせていただきました。

TAG

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
takaalfa
Manager takaalfa takaalfa

服も車もモノも色々とスキなものがあってスキが止まらないスキモノ。 何にでも一生懸命な人も大好きです。 そんな一生懸命な貴方を応援したい弊社イチの年長者。 まだまだ落ち着く気はないのでよろしくです。 (冬の装いで失礼)