Amazon RDS Aurora(のCloudWatchで使用するDimentions)に潜む罠

Amazon RDS Aurora(のCloudWatchで使用するDimentions)に潜む罠

今日も今日とてAWSです。
RDSの状態を監視したく、それ用の設定を行っていたところ「これどう考えても罠だろ」って感じの物にブチ当たりました。
弊社サービスのEAPではRDS、というかMySQLベースの方のAuroraを採用し、Multi AZにて使用しています。

そんなAuroraのWRITER側CPU使用率を見たい場合のDimentions/MetricNameの指定は(抜粋で)こんな感じ。

Dimensions:
  -
    Name: DBClusterIdentifier
    Value: !Ref DBCluster
  -
    Name: Role
    Value: WRITER
MetricName: CPUUtilization

同様にWRITER側コネクション数の場合はこんな感じ。

Dimensions:
  -
    Name: DBClusterIdentifier
    Value: !Ref DBCluster
  -
    Name: Role
    Value: WRITER
MetricName: DatabaseConnections

ところがDBエンジンがauroraのストレージ使用量を見たい場合にはなぜかこうです。

Dimensions:
  -
    Name: DbClusterIdentifier
    Value: !Ref DBCluster
  -
    Name: EngineName
    Value: aurora
MetricName: VolumeBytesUsed

どこに罠があるの?って人が大半でしょう。
3つの一部分だけをさらに抜粋した上で並べてみます。

    Name: DBClusterIdentifier
    Name: DBClusterIdentifier
    Name: DbClusterIdentifier

どうでしょう?
お分かりいただけたでしょうか。
1つ目と2つ目はともにRole指定なので一緒なのですが、3つ目のEngineNameを指定したい時だけ「Db」なんです。
ここを「DBClusterIdentifier」にしてしまうとエラーにはならないもののそんなDimensionsはないのでいつまでたってもデータが取得できないという罠に陥ります。
これはおそらくはAWSのミスなんじゃないかなぁという気もしますがはてさて。

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やまま
スペシャリスト やまま yamama

マンガとアニメとゲームから錬成された宇宙大好きエンジニア。 軌道エレベーターで行ける静止軌道上のコロニーに住まいを移し、ゲームやってマンガ読んでアニメ見て爆睡、ゲームやってマンガ読んでアニメ見て爆睡、という生活を夢見ながら今日もコードを書き続けるのだった。