アプリのディープリンクとWebサイトの切っても切れない関係

アプリのディープリンクとWebサイトの切っても切れない関係

こんにちは。ファミコンのディスクシステムが買えなくて『ディープダンジョン』で遊ぶことができなかったという、ディープな苦い思い出を抱える篠キチです。PCエンジンのCD-ROM2も買えなかったので『イースI・II』のデモを、店頭でトランペットを欲しがる少年のように眺めていた気がします。

さてディープと言えばみなさん、ディープリンクというのはご存じでしょうか。
困ったときのWikipedia大先生によると「あるウェブページから他のウェブサイトのトップページ以外の各コンテンツ(ウェブページ・画像等)に直接ハイパーリンクを張ること。」と書かれています。※今日現在

いわゆる直リンってやつですかね。そういえば以前はよくありましたね、「直リンク禁止」と書かれたWebサイト。フレームとかが現役バリバリに活躍してた頃でしょうか。私のサイトはTOPから順に見てもらわないと困りますみたいな。何でプロフィールとか読まされなきゃなんないんだこんちくしょう。
…とか思ってたんですが、どうやら直リンクとディープリンクは別モノで、僕のような直リンクの認識は「完全な誤用」とWikipedia大先生に一刀両断されてしまいました。どうもすいません。
でも今回僕が取り上げているディープリンクの話はどっちでもないです。アプリのディープリンクの話。長々とムダな序文で重ね重ねスイマセン。

アプリは普通、誰が起動しても同じ起動画面が表示されてアプリが立ち上がるわけですが、ディープリンクは起動画面じゃない特定の画面(ページ)からアプリを起動させちゃう、あるいはそこに遷移させちゃう機能のことです。

よくあるのはNewsPicksみたいなキュレーションアプリとかで、シェアされた記事のリンクを押すとWebページじゃなくてアプリが呼ばれて、さらにその記事が表示された状態でアプリが起動するというやつです。
あとはPush通知で「○○さんから返信がありました」みたいなのが届いたとき、タップするとその返信があったタイムラインが直接表示されたり。LINEとかね。
以前はFacebookアプリ内に統合されてたFacebookメッセンジャーは丸ごと別アプリに分離されちゃいましたが、いままでと同じメニューボタンを押すだけでメインのアプリとメッセンジャーがスムーズに切り替わるので、分離されたことをあまり意識せずに使えてますね。あれもディープリンクで実現している機能です。

アプリにディープリンクを実装するには

  • アプリを呼び出すためのカスタムURLスキームを設定する
  • URLスキームにつけられたクエリパラメータで遷移先を特定できるようマッピングしておく

という流れになります。

「なります。」とかいいながらプログラマじゃないので若干適当な雰囲気で書いてますが。だいたい合ってると思うんですが、詳しいことはディープリンクのソリューション『Circuit』を提供されているフクロウラボさんの開発者向けのドキュメントが充実してますので、そちらを。

ディープリンクの実装は弊社のプログラマに聞くと「別に難しくない」とのことでしたが、いろいろ面倒なことも多いと言ってます。
例えばディープリンクをアプリを入れてない人が押した場合は、単純にアプリ側にディープリンクの機能を実装しただけでは何も起きないわけですが(アプリ自身がカスタムURLスキームを端末に設定するので)、できれば入れてない人の場合はストアに行って欲しいわけです。

こういう細かいところに気の利いたソリューションを提供してくれるのが、さきほど書いたフクロウラボさんのCircuitや、最近リリースされたGrowth Linkなどですね。あ、国産の場合です。海外のも含めると有名どころではURXdeeplink.meBranch Metricsあたりになるでしょうか。

さて、ディープリンク自体は数年前から使われていて特に珍しいものでもなくなっていますが、最近このアプリのディープリンクとSNS、検索エンジンとの連携が非常に重要な立ち位置を築きつつあり、知らなかったでは済まされないという感じになってきています。

特に検索エンジンとの連携は強力で、アプリ内のコンテンツが検索結果に直接表示され、掲載されているリンクはディープリンクなので直接アプリを起動でき、さらにアプリ未インストールのユーザーはストアに誘導してくれる (※10/13追記 ストア誘導はしてませんでした、すいません)という仕組みがApp IndexingとしてGoogleから提供されています。(正式版は今のところAndroidのみの対応)
またWWDC2015で発表されたiOS9から導入される予定のSearch APIsにもほぼ同様の機能が用意され、SpotlightやSafariの検索結果にアプリのディープリンクを出せるようになる予定です。このあたりは、同じタイミングで導入されるUniversal Linksと合わせて動向が気になるところです。
mono0926さんのQiitaに投稿されているSearch APIsUniversal Linksのまとめがすごくわかりやすいです。

FacebookはAppLinks、TwitterはAppカード(Twitterカードの1種)で、それぞれのプラットフォーム上でディープリンクを扱える仕組みを以前から用意しています。アプリへの直リンクをSNSで拡散させられるというのは、検索エンジンとは違った意味で強力なソリューションと言えると思います。

代表の田代がブログにも書いたように、弊社のプランニングチームでは単純にアプリの開発だけでなく、今回取り上げたディープリンクやApp Indexingなど、運用も見据えた提案をさせていただいていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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篠キチ
Planner 篠キチ shinokichi

約3年半にわたり君臨したランチェスター最年長の座を譲り、今はただの猫・鉄道・Perfume好きな不惑おじさん。好きなスタバオーダーはクワットロベンティノーホイップソイホワイトモカ。