SEOは死んだのか? 今どきのSEO内部対策がわかる書籍の紹介

SEOは死んだのか? 今どきのSEO内部対策がわかる書籍の紹介

こんにちは。SEOの「O」が伏せ字に見えて仕方がない篠キチです。

 

先日とあるところからセールス電話がかかってきまして、「SEO対策を完全成果報酬型で請け負うので、御社のクライアントへの提案メニューとしてご検討いただけませんか」とのこと。

SEO業者ってのも最近とんと聞かなくなった気がしますが、そういえばこの手の業者の最近のトレンドってどうなんだろうと興味が湧いてきたので、ちなみにどんな方法でSEO対策を実施するのか聞いてみました。すると大変元気よく「良質な外部リンクをご提供いたします!!」という返答が。

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> 良質な外部リンクの提供(有料)!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

これはGoogle大先生が明確にガイドラインで警告しているリンクプログラムというやつじゃないでしょうか。元気があるのは大変よろしゅうございますが、にわかにキナ臭い感じがしてまいりました。というか懐かしい感じすらします。

完全成果報酬とのことですが、これで弊社のクライアントがGoogle大先生からペナルティ食らってランクが下がるような事態になったら逆にお金払ってくれるんでしょうか。

 

とりあえず外部リンクは置いといて他に何してくれるのか聞いてみると「ご要望があれば、内部対策のコンサルティングなどもいたしますが…」

_人人人人人人人人人人_
> ご要望があれば! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

…つまり普段はやらないということですね。ありがとうございます。聞きたいことはすべて聞けましたので「間に合ってます(ガチャ)」と丁重にお断りさせていただきました。

 

 

かつてSEO対策と呼ばれていた方法は、まあ言ってしまえば“検索アルゴリズムに対するチート行為”であったと思います。これがパンダアップデートやらペンギンアップデートやらで安易なチートが通用しなくなり、「SEOは死んだ」などと言われるようになったのがここ2、3年の話。

でも実際にはSEOが死んだとかではなく、かつてのチート的な外部対策と呼ばれることができなくなった代わりに、地道でまっとうな内部対策、いわゆるコンテンツ戦略へとSEOは変化していったと考えるのが正しいと思います。

ちなみにSEOの内部対策として「キーワードの選定が重要です!」なんて言われてた時代がありましたね。

<meta name=”keywords” content=”hogehoge”>

みたいな。

これ、もう意味ないらしいですよ奥さん。知ってました? Google大先生が「キーワードのメタタグは見てないよ」って公式見解出してます。2009年に。時代はどんどん変わって、SEOの世界もどんどん変わってます。古い知識でサイト作ってると、SEO効果を出すどころかペナルティ食らってランク下がっちゃう時代です。

 

さて、今回はその現在のトレンドを知るのに最適な書籍を2冊ご紹介したいと思います。

 

特に1冊目の『Googleウェブマスターツールの教科書』は書籍名からは全く想像できませんが、現在のSEO対策に必要な知識を総括してまとめてくれていて超オススメの良書です。今年の春頃に発売されたので情報も新しく、それなりに知識がある方もアップデートかけるつもりで1度読んでみたほうがいいと思います。

この本が残念なのはいまどきのSEOに関する情報を欲しがってる人に全然リーチできそうにないその書名で、その点『SEO対策のための Webライティング実践講座』はSEO対策と書いているだけあってタイトルでしっかり対策が取れています。いまや書名はAmazon経由でtitleタグとして表に出るわけですから、ある意味これも立派なSEO対策といえるはず。

しかもGoogleウェブマスターツールはこの本の発売直後にGoogle Search Consoleへと名前が変わってしまい、ますますおかしなことに。ほんとにもったいない。既に何度か重版されてるみたいなので、とっとと第2版にして早く書名を最適化してほしいと願ってしまう今日この頃なのでした。

2015/12/07追記

書名も変わった新版が出てました。今後買うならこちらですね。

 

 

 

※題字は手書きメーカーを使わせていただきました。

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篠キチ
Planner 篠キチ shinokichi

約3年半にわたり君臨したランチェスター最年長の座を譲り、今はただの猫・鉄道・Perfume好きな不惑おじさん。好きなスタバオーダーはクワットロベンティノーホイップソイホワイトモカ。