ド素人の初心者が釣りをはじめようとして困った話(前編)

ド素人の初心者が釣りをはじめようとして困った話(前編)

らぼろぐ

篠キチ

釣りアイドルって言われるとフィッシング詐欺を仕掛けてくる闇のアイドルに思えて仕方がない篠キチです。

 

昨年リリースしたTackle Boxに続く釣り人向けのサービスの企画を進めてまして、以前ブログにも書いたようにリーンスタートアップというフレームワークを参考にして進めていることもあって、この半年くらい釣りに関するインタビューをたくさんしてきました。

その中で特に業界関係の方からよく出てきたお話が「いま釣りを始めようとする人がすごく少ない」というものでした。

僕自身、釣りのサービスに携わりながらも個人的には釣りをしたことがほとんどなく、自分の周囲を見回しても子どもの頃から釣りをしていた人以外で、最近釣りを始めたという人には会った記憶がありません。たしかに少ないかもしれない。

だからといって「釣りがつまらないから始めようとしないのではないか?」という仮説はちょっと的外れな気がします。釣り人口はレジャー白書によると確かに減少傾向が続いていますが、それでも700万人はいると言われています。かなりメジャーな趣味と言えます。これだけの趣味人口がいて「つまらない」というのはないだろう、と単純に思います。

もしかしたら「釣りを始めよう」と思ったときに何かいろいろと問題があるんじゃないか、という気がしたんですが、それをインタビューで確かめるのはちょっと無理があります。だいたい「釣りを始めようと思ったけど、何か理由があってやらなかった」という人を探すのが無理ゲーすぎます。

だったら釣りをしたことない僕自身が釣りを始めようとしてみれば、どんな問題が起こるかわかるだろうということで、今年の春ごろに実践してみたんですが、今頃になってそのレポートです。
ちなみに釣りのインタビューをいっぱいやってきた関係で、「釣りをしたい」と言えば必要以上に手厚いサポートをしてれる人が周囲にたくさんいるんですが、それをやっては意味がないので今回は身一つで釣りを始めることに挑んでいます。

 

釣具屋で聞いてみる

まず都内にある釣具屋をまわって「釣りを始めたいんですが、どうすればいい?」というかなり無茶な質問を投げてみました。

すると、まずどのお店も一様に海釣り公園に行くことをおすすめしてくれました。近郊だと本牧・大黒あたりがよくて、磯子はちょっと上級者向け、若洲あたりまで内に入ると魚がいないので行っても面白くないだろうと、具体的な場所まで教えてくれます。必要な道具もすすめてくれます。まあ釣具屋さんですから。
ただ、「まったく初心者なので、誰かに教えてもらうことはできないだろうか?」という問いに対してはまったく回答が得られませんでした。とりあえず現場に行ってみて誰かに聞いてみたら? とか、そこにあるDVD付の本を読んで勉強したらどうか、とか、釣りを始めようという気をヘシ折るに十分な高ハードル設定。これはキツい。まあ、質問自体が無茶だったとは思いますし、釣具屋さんとしては道具を売ることが第一のお仕事なので、釣りを教えるところまでカバーするのはちょっと難しいのかも知れません。

でも、とある釣具の展示会に出展されていた北海道の釣具店さんに同じ質問をしたときは、お店で釣りイベントなどを定期的に開いていているので、そこで一から教えることも全然OKというお話でした。このあたりは地域差もあるでしょうし、もしかしたら釣り場近くのお店であれば違った対応があるのかもしれないです。

あと、ちょっと敷居は高いと思うかも知れないけど、実際は船に乗ってしまったほうが素人でも連れるだろうということや、この時期(春先)特有の釣りとして夏場はプールとして営業している西武園やとしまえんでマス釣りができるプールフィッシングというのがあって、これを勧めてくれた店員さんもいました。
とはいえ、プールフィッシングはなんとかなるかもと思いましたが、船のほうが堤防より釣れると言っても「一人で」はじめるのに、いきなり船に乗るのはやっぱり敷居が高すぎるように思いました。

 

本を買ってみる

釣りを始めようとしている人に「DVD付の本で勉強して」というアドバイスが飛んでくるくらいなので、実は本を読めばもうOKなんじゃないかという淡い期待もちょっとあり、釣具屋に行ったついでに池袋のジュンク堂に行って、釣りの初心者向けの本を買いあさってみることにしました。

…が、買って読んでみるとこれも全く始められる気がしません。むしろ「生半可な気持ちなやつは帰れ」くらいに言われてる感じを受けます。なんか、釣りを始めるまでに覚えなくちゃいけないとされている情報がめちゃくちゃ多くて腰が引けてしまう。釣りってこんなに大変なの? と思わず尻込みしてしまいます。
釣りは奥深いとは思ってましたが、ただちょっとやってみようというだけの段階でこれだけ情報を押しつけられてしまうと、僕には無理だなと思ってしまうには十分。

唯一、共感というか「これなら僕にも大丈夫かも」と思わせてくれたのは、児島玲子さんに釣りド素人の女性がレクチャーを受けながら釣りの楽しさを知っていく話を描いた「釣りガール1年生」。

でも、僕の身近に児島玲子さんいないんですよね。

あと、ちょっとびっくりしたのが子ども向けの本の少なさ。児童書のコーナーに行けばわかりやすい釣り入門本があるに違いないと思って行ってみたら、なんと海釣りと川釣りで1冊ずつしかない。
聞いた話では、海や川に近づかないようにという学校からのお達しが年々厳しくなっているようで、それだけで停学になってしまうこともあるとかないとか。そうなってしまうと本なんか出るわけないし、子どもに釣りの文化をっていうは厳しいですよね…。

 

まさかの2部構成

書いてたらずいぶんボリュームが多くなってしまったので、まさかの2部構成にしてみました。怒濤の後編も併せてどうぞ。

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篠キチ
篠キチ

プランナー

社会人生活の半分くらいを新規事業やサービスの立ち上げに費やしてるうちに、人生が半分終わってしまった不惑の最年長。猫好き、鉄道好き優遇。好きなスタバオーダーはクワットロベンティキャラメルソイラテ。

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